
経営理念
「食の未来を育てる、捨てない選択のデザイン」を経営理念に掲げています。フードロスという社会課題に真正面から向き合い、廃棄されがちな食材や食品残渣に新たな価値を吹き込みます。
私たちの挑戦
フードロスデベロッパーとして、地域と環境にやさしい循環モデルの創出に挑戦しています。廃棄物を資源として捉え直し、持続可能な社会の実現に貢献します。
未来への約束
私たちの活動は、環境負荷の低減だけでなく、地域コミュニティの活性化、食の安全保障、そして次世代への教育にも繋がっています。捨てない選択が、より豊かな未来を育てると信じています。
日本の「食」の現実
かつて、食卓は人と人をつなぎ、季節や土地の記憶を宿す場でした。しかし現代では、過剰な供給と消費、効率優先の流通構造、そして「食べること」の意味の希薄化によって、私たちの食文化は静かに崩れつつあります。 日本では年間約472万トンもの食品ロスが発生し、その多くがまだ食べられるにもかかわらず廃棄されています。これは単なる資源の浪費ではなく、食の尊厳や命の循環を軽視する社会構造の表れでもあります。
FLDで描く未来
株式会社バイオガールは、こうした食の現状に対して「フードロスデベロップメント(FLD)」という新たな視点からアプローチします。 それは、食品ロスを単なる「廃棄物」ではなく、未来を育む「資源」として捉え直すこと。 食べられるのに捨てられてしまう食材に、もう一度命を吹き込む。 地域の食文化を再編集し、循環型の食のあり方を創造する。 そして、食を通じて人と人がつながり、持続可能な社会を築いていきます。
バイオ・発酵事業
食品廃棄物を活用した土壌改良剤・堆肥の製造と普及を行っています。廃棄コストの削減と土の再生を両立させる革新的な技術を開発し、農業生産者との連携を強化しています。
アップサイクル事業
規格外食品や可食部素材を活かした商品開発を推進しています。健康・エシカル・地域性を意識した商品づくりにより、消費者の意識変革と新たな市場創出を実現します。
循環型食料システム構築
生産・流通・消費・廃棄のすべてを再設計し、持続可能な食の循環を地域単位で設計・展開しています。地域の特性を活かしたモデルづくりに取り組んでいます。
バイオガールが提唱する"フードロスデベロッパー"は、食のロスに価値を与える事業開発者です。私たちは以下の領域を横断的に活用し、廃棄ゼロに近づく社会システムの構築に取り組んでいます。
株式会社バイオガールでは、形やサイズが市場の基準に合わないという理由だけで廃棄されてしまう「規格外青果物」を積極的に買い取り、地域の子ども食堂や福祉施設へと再分配しています。 それは単なる食材の提供ではなく「安心」を届ける支援のかたちです。
この取り組みは、食べることが当たり前ではない子どもたちや家庭に、栄養だけでなく心の安らぎをもたらします。 また、生産者にとっても、丹精込めて育てた作物が無駄にならず、社会の役に立つという新たな価値を生み出す機会となっています。
私たちは、フードセキュリティ(食の安全保障)と社会福祉の向上を目指し、食材の流通に「やさしさ」と「循環」の視点を取り入れています。 食べものが人をつなぎ、地域を育てる。そんな未来を、規格外青果物から始めています。
企業パートナー 様
食品製造・流通・小売・外食企業様との連携により、フードロス削減と資源循環の仕組みを構築します。廃棄コスト削減と環境貢献の両立を実現します。
地域パートナー 様
自治体・農協・地域団体との協働で、地域循環型の食料システムを設計・実装します。地域資源を活かした持続可能なモデルを共創します。
投資パートナー 様
インパクト投資家・ESG投資家の皆様と共に、環境・社会・経済の三側面から価値を創出する事業展開を加速します。明確なインパクト指標で成果を可視化します。
Oisix様
新潟産“未利用魚”エソを使用した「がたほーボール」は、豆腐入りの甘い皮にエソの旨みたっぷりのすり身を包んだ一品。1塁側売店で500円(税込)で販売中。アメリカンドッグ風で誰でも食べやすく、7月中旬よりOisixでも展開予定
エソカラエシカル様
株式会社新潟アパタイトは、有機・特別栽培野菜など安心安全な食品を扱う宅配サービスを展開。2024年より水産加工業に参入し、水福連携プロジェクト『エソカラエシカル』を始動。未利用魚「エソ」の活用で漁業と福祉を支援する新しい産業モデルを創出しています。
日本フードリンク様
株式会社日本フードリンクは、調理工程で発生する食品残渣を有効活用し、土壌改良剤の開発に取り組むことで循環型社会の形成に貢献。地域資源の再生と環境負荷の低減を目指した、持続可能な食の未来づくりを進めています。
代表のご紹介
株式会社バイオガール
代表取締役社長
綱本麻利子
1979年西区内野町生まれ。株式会社バイオガール代表として、未利用資源のアップサイクルや福祉・環境連携事業に取り組み、地域の「食資源」が循環する社会の実現を目指す社会起業家。様々なプロジェクトを通じて、地域に根ざした持続可能な未来づくりを推進しています。